子どもの職場体験学習

勤務先に職場体験の子どもたちが来る機会がありました。
近年、景気低迷のニュースばかりが目立ち、働く事への意欲をなくしている若者がふえている傾向にあります。

そこで、働くことへの意義や目的の理解、進んで働こうとする意欲を育てる為に、中学校や小学校の取り組みで職場体験学習をしているそうです。

建設会社の当社へは、大工になりたい、インテリアコーディネーターになりたいと言う子どもたちが来ました。

彼らは、建築途中の現場に見学へ行き、実際のお客様との打ち合わせに参加する事で、一軒の家を建てるだけでも多くの人、多くの職業の人が係わり合っている事を知り、今後自分がどうしていったら良いかなど考える機会になったようです。

受け入れた側にも、子どもたちに分かりやすく説明をする為に、日頃の業務に無駄がないか気づき、若い素直な子どもたちの意見を聞く事で、働くことへの意欲が増すなど大きなメリットがありました。

家族の職場見学を許可している会社もあるようですが、これは実はあまり評判が良くないのりではないかと思うのである。
普段威張っている父親が、誰かの支持に従ってばかりと子どもは気付く。
大人の言い分は、それが仕事であり家族が成り立っていると正当化するが、子どもにはそんなことはピンとこないのですよ。

自宅と会社の態度の違いに、怒り、戸惑い、失望などがあるらしい。
それはそうですよね。

子どもは会社の内情になんて理解出来ないですし、いくらフォローしても、現に頭を下げている姿を見れば、悪いことをして怒られていると勘違いする可能性が高いのである。

コンビニでの職場体験

私が中学生の頃、授業の一環で職場体験実習を受けたことがありました。
これは毎年特定の学年で決まって行われるもので、おそらく全国的に行われているものであるでしょう。
言ってみれば初めての仕事というわけです。

今でもその時期を迎えるとあの頃の私たちの様に職場体験をしている学生諸君に出会います。
職場はガソリンスタンドに各種鉄道会社、コンビニなど実に様々ですがその中でも私はコンビニでの職場体験に特に思い入れがあるのです。
何を隠そう私自身、職場体験でコンビニを選んだからであります。
しかし思い入れの理由はそれだけではなく、実は当時の私の学校ではコンビニに職場体験に行くという前例はなかったのです。
そこに悪ガキだった私や友人がコンビニだったら職場体験も楽ではないだろうかと勝手に考え、希望用紙にコンビニと書いたのです。
ところが実際にコンビニと書いたのは私だけだったようで、どうなることかと内心焦りましたが意外にあっさりと許可が下りました。
そして職場体験で訪れたコンビニの店員の方々は本当にいい人ばかりで、安心したのを覚えています。
もっとも残念ながら今ではそのコンビニは潰れてしまっていますが。
とはいえ今現在当たり前のようにコンビニで職場体験をしている学生諸君を見ていると、ひょっとして私が先駆者だったのではないかとも内心思っています。
私自身はその後コンビニで働くような機会はありませんでしたが、今の子どもたちにも様々な形で仕事というものを体験してもらいたいものだと感じているのです。

オフィス勤務で先輩が後輩がアドバイス