感性を養う

昔はよく、小学校の課外学習や遠足で美術館・博物館の見学に連れていかれたものだ。
少なくとも自分たちの頃はそうだったのだが、最近の小学生の事情を聞いているとあまりそういう機会がないのかなと思う。

ところでそもそもどうして、小学生が芸術やアートに触れる機会を積極的に設けていたのだろうか。
いや、おそらく感性を養うためだと思うのだが。

そういった教育をする暇があるのは小学生までだと考えられているということか。
中学以降はやれ高校受験だ、やれ大学受験だ、就職活動だと忙しくなる。

親も学校も勉強のことと良い進路に進むことしか頭になくなってしまう。
だが個人的には、自由な小学時代の内こそ逆に学習のことを少し徹底すれば良い。

そして上の学校に上がり進学や進路を考える時期こそ、勉強のリフレッシュにでも芸術的な作品に触れた方が、子どもが自分の将来を真剣に考える糧になるのではないかと思う。
更には、芸術家は才能ある人の職業という事を言いながら、その可能性を潰しているのは、実は親である確率が高い。

食えなかったらどうするんだ、という定番の説得も今の時代にはナンセンスである。
就職すら高嶺の花となっているために、サラリーマンになったとしても、食っていける保障は何処にもないのだ。
雇われることしか頭にないということは、思考そのものが潰しがきかないことなのである。

人生を決めるのは自分自身なのである。

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